ヨーロッパ・ライヴスポットめぐり:ロンドン編

2017ヨーロッパ旅行で、楽しみにあげていたのはレコードショップめぐり以外にも、もう一つあった。
2大目的の一つ、ライヴスポットめぐりである。

もう、行きたくてしょうがなかった「Ronnie Scott’s」にとうとうやって来た!
1959年オープン以来、数々の名演を生んだ世界屈指のジャズ・スポットである。
場所は、ソーホーにある。いい席を取りたいと思い、チケットは予約しておいた。並んでいるときから、ワクワク。

店内は、通路を抜けて行くと、客席と正面にステージが現れる。客席はすり鉢状で段々になっていて、ステージへの視界が工夫されている。バー・カウンターもいい感じ。予約した席は、ステージのほぼ真ん前であった。
店内の壁には、ここでプレイしたミュージシャンの写真が飾られている。店内の様子を撮っていたら、スタッフに注意されたので、残念ながらフォトはこれが限界。

前座が終わると、〝演奏が始まったら、敬意を表して会話は控えてください〟とアナウンスが入った。
私が予約したセットは、ベーシストの“Ben Williams”。アメリカ人で、2009年にはセロニアス・モンク・コンペティションで優勝しており、まだ33才で、Pat Methenyのグループにも参加している逸材だ。ジュリアード出身で、確かな音楽理論とテクニックを持ち合わせており、将来は大物ベーシストになること間違いなし。

この日は、サックス、ギターを率いたクインテット編成だった。ウッド・ベース、エレキ・ベース両方を使ったが、正確な音出し、速さに唸った。とにかくカラダとベースが一体となって躍動しているのだ。
フロントで販売されていた, この日の演奏曲も入っている新作CD「Coming Of Age」を、もちろん買った。

ステージが終わり、外へ出ると、ストリートの何とも言えない空気と合わさって、充実した気分に溢れていた。記念にRonnie Scott’sのTシャツを買い、うれしくてたまらない。

次に訪れたのが、トラファルガー広場の横にある、St Martin-In-The-Fieldsという教会の地下にある「Cafe In The Crypt」。ここも予約しておいた。
洞窟の中のようで、場の雰囲気とともに、演奏の音の響きが何ともいい。

この日のバンド“The Silver Ghosts”は、すごく良かった。ストレートなジャズではなく、スイング、ジャイヴ、ディキシー、イギリス伝統のスキッフル、などが混ざった、イギリスならではの複合ミュージックであった。ボーカルの女性が、小気味よく踊りながら唄い、こちらを楽しませてくれ、何か音楽の原点のようなものを聴けてステキな体験であった。
この雰囲気の中、もう、ビールが美味しくてたまらなかった。

(こちらをクリックすると音楽が聴けます。)
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🎵The Silver Ghosts at “Cafe In The Crypt”

「Ronnie Scott’s」と言えば、イギリスが誇るジャズ・プレーヤー、“Tubby Hayes” が数々の名演を残している。

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🎵Tubby Hayes/Down In The Village

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