BLUE NOTE RECORDS BEYOND THE NOTES

先日、上映中の『ブルーノート・レコード ー ジャズを超えて』を観てきた。公開から2週間を過ぎており、マイナーなドキュメンタリー映画なので終わっていないか心配であったが、間に合った。

1939年創立、今年で80周年のブルーノート・レコードの今に受け継がれる歴史ドキュメンタリーだ。
名だたるミュージシャンのほとんどが、ブルーノートに関わっているのがこのレーベルの凄さである。

映画は、ドイツ人移民の二人の創業者、アルフレッド・ライオン、フランシス・ウルフの精神が、録音技師ルディ・ヴァン・ゲルダー、ミュージシャン、プロデューサーのインタビュー、貴重映像、写真とともに語られていく。

中でも、今も元気な92才、ルー・ドナルドソンの話は面白い。ビ・バップ、ハード・バップからソウル・ジャズ、ヒップ・ポップという、ブルーノートが歩んできたスタイルの変遷に合わせるかのように、同時代をプレイしてきた、まさしく、生きるレジェンドだ。
映画タイトルにある“BEYOND THE NOTES” は彼そのものなのだろう、と納得した。

映像に関しては、今の時代、ネットで探せば見られるものかもしれない。しかし、この1本の映画の文脈の中で出会える事に意味がある。単発で見ただけでは感動は薄い。
クリフォード・ブラウンの生映像は感動を覚える。「バードランドの夜」では、ルー・ドナルドソンとメンバーだ。セロニアス・モンクの比較的長い映像も感動ものだ。どこから入っていいか分からない他のメンバーに向かって、“お前たちから、入ってこい!” という場面は、うーん、モンクだな!とこれだけ見えただけでもよかった。

ハービー・ハンコックもウェイン・ショーターもまだ元気、歌姫ノラ・ジョーンズもいる、ロバート・グラスパーもいる。

“BEYOND THE NOTES”!
ブルーノートは、まだ続く・・・

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Once In A While featuring Clifford Brown

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