以前、このブログ上で一関ベイシーの訪問記を書いた。昨年2018年11月15日(木)午後3時入店だった。
店内はレコードがかかってなかった。
菅原さんが最初にサッとかけたのが、ビル・エバンス「More From Vanguard」。ラ・ファロのベースが響く。
その後、スタッフに声をかけて、菅原さんと1時間ほど会話させていただいた。
会話中に、ドナルド・バード「Byrd In Flight」、ロイ・ヘインズの話に及んだ時は、ロイが参加しているケニー・バレル「A Night At The Vanguard」をサッとかける。
どれも、言葉では表せないイイ音だ。
自分の席に戻った後にかかったのは、デューク・エリントン「The Great Paris Concert」。
同伴が、思わず “スゴイ、録音して!” と唸る。私ほど、日頃からジャズレコードを集中的には聴いていない人間が感じる方に、真実があるかもしれない。
「All Of Me」から「Theme From “Asphalt Jungle”」の流れを、スマホのボイスメモに録音した。
確かに、その日に聴いた中で一際スゴイ音で、カラダが一瞬止まった瞬間だ。
このレコード、パリのオランピア劇場で1963年に録音された。一昨年の5月にここで、パット・メセニーのライヴを聴いたが、歴史あるオランピアはこんなにチープな作りのするステージなのかと、親しみを感じた。
エリントンのこの名ライヴがリリースされたのが、10年経った1973年とはどうしてだろう・・・、翌1974年にエリントンは亡くなっている。
さて、最近、同じレコードを自分の装置で同様にボイスメモに録音して、ベイシーの音源と比べてみた。
ライヴ音源であれ、スタジオ音源であれ、レコードは記録された媒体だ。人それぞれが作り上げたシステムごとに、音は違う。
こういう音が好きだ、ということからすれば、自分の音に満足している。
ベイシーの音は、改めて音への関心を引き出してくれた。
そう思うと、いろいろなジャズ喫茶の音巡りをしたくなる。プライベートでも唸る音を出している人もいるだろうなあ・・
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