60年前の今日、1958年10月13日、一人の女性ジャズ・ピアニストが亡くなった。名前はLorraine Geller。喘息を持っていたロレインであるが、突然の合併症による肺水腫で、30才の死であった。
ロレイン、貴重な唯一のリーダー・アルバム。1954年に録音された。短命でなければ、もっとアルバムを出していただろうに、残念!この時、後のジャズ・ジャイアンツと呼ばれているプレーヤーを見渡しても、まだ発展途上であった。そんな時代にあって、女性プレーヤーであるロレインは、一際貴重な存在だった。
アルト・サックス奏者で夫のハーブ・ゲラーの3枚のレコードで、彼女のピアノを聴くことができる。
1枚目のリズムを刻むロレインが愛おしい! 右手に注目。
夫婦の息がピッタリ。なんといっても、ロレインのソロ、バッキングがイイ! このバッキングのおかげで、ハーブが一番輝いていた時期かもしれない。
ベーシストのレッド・ミッチェルのレコードに、ピアニストとして参加している。ここでも、ロレインの躍動感が素晴らしい。
ロレインの演奏を聴くには、この数枚しかないが、私は、永遠に彼女のレコードを聴ける喜びを感じている。
ロレインの死の翌年1959年に、オーネット・コールマンが発表したレコード『Tommorrow Is The Question』で、「Lorraine」という曲を作って追悼している。
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🎵Lorraine Geller/Clash By Night
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